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【計画無痛分娩】出産レポ③ 出産当日:後産編

出産

この記事では、

計画無痛分娩(39週4日 出産予定日の3日前)

高齢出産

都内産婦人科医院(クリニック)での出産

を実際に経験した私が、出産についてありのままを書いていこうと思います!

無痛分娩について調べると、児の分娩までの流れは書いてあるものが多いですが、その後の後産副作用の実際のことってあまり書いていなくないですか?私もあまり知らずに出産に挑み、大変な思いをしました。

ここでは、

無痛分娩はお産後はどんな流れなんだろう?

麻酔が切れたときは痛い?

副作用、合併症は実際ある?どのくらいつらい?

などの疑問について、

これから妊娠される方や出産される方、そして出産後で他の人の出産と比較してみたい方や、懐かしく思い出したい方など、一人でも多くの方のお役に立てればと思います!

私自身は素人であり、一個人の経験をお話するので、参考までにしていただけると幸いです

本記事を書いている私は2019年6月に入籍し、友達のような仲の30代共働き夫婦です。東京都在住。夫婦とも正社員としてフルタイムで働いています。2020年3月ごろより妊活を開始し、2022年6月に第一子を出産。妻のみの育休取得で里帰りはせず自宅で育児中です。
 〈無痛分娩について、費用や知っておくべきポイントを簡潔にまとめた記事はこちらです→【無痛分娩】メリット・デメリット!実際の費用、流れ、知っておくべきポイント
 〈入院から前日までの様子は別記事に記載しています!→【計画無痛分娩】出産レポ① 分娩編前日入院から出産当日朝まで
 〈出産当日:分娩(胎児娩出)編はこちらの記事に記載しています!→【計画無痛分娩】出産レポ② 出産当日:分娩編
以下の項目で時系列に書いていきます。よろしくお願いします。

胎盤用手剥離による胎盤排出

べビが出ました、残すは後産です。

後産とは:赤ちゃんが産まれた後に、子宮の中にある胎盤、卵膜、臍帯(さいたい、へその緒のこと)などが排出されることを言います。

医師は特に私には何も言わずに、お腹に手を入れ始めました

え?え?!もしかして手入れてますか?!胎盤って手で出すの( ゚Д゚)聞いてないんだけど!!普通に手を入れられてるけど、こんなの麻酔効いてなかったら気絶するわ((+_+))っと思いながら、なるべく見ないようにふーっと息をはきながら、横のベッドにでジタバタ動いているべビを見つめて気持ちを落ち着かせていました。

胎盤用手剥離とは:何らかの原因によって、分娩第3期(後産)が長時間遅延した場合、手で胎盤を取り出そうとする試みる胎盤娩出法を胎盤用手剥離といいます。

癒着胎盤とか、付着胎盤の時にされる処置みたいですが、私は特になにも言われませんでした。母子手帳にもそのような記載はありません。

出血量は”カウントできる分だけで800gなのでそれ以上”と言われました。

通常は正常分娩の出血量は500mL 未満とされており、それを超える量の出血を分娩時異常出血とされます。しかし、分娩時出血量を検討した報告などでは単胎・経腟分娩:800mL、単胎・帝王切開:1,500mL、多胎・経腟分娩:1,600mL、多胎・帝王切開:2,300mL までが全体の90%を占めると報告されており、500mL以上の出血は決して珍しくないとされています。

会陰切開縫合

胎盤を出した後は、いよいよ会陰切開部の縫合です。

このタイミングで上体を倒した姿勢になりました。

麻酔のおかげで全く痛みはなく、医師に触れられている感覚もあまりありませんでした。

やっと落ち着くなぁとホッとしながら隣にいるべビを見つめ、かわいいな、こんなに大きいのにお腹の中にいたのかぁ、狭かったろうなぁ、眉毛が旦那に似ているなぁ・・・と思っていました。

そして、意識が遠のき始めたのです・・・

麻酔副作用・合併症

処置が終わったころには意識が遠のいていて、医師に「ありがとうございました」とだけ伝えられましたが、言葉を発するのもぼーっとしていて難しい状態に。医師は処置が終わるとすぐに退室しました。

こんなに意識が遠のくんだ、痛みはなかったけど、やっぱり身体はすごく疲れているんだろうなぁと思っていました。がしかし、

めまいがしてべビの姿を見ていられなくなり、手が震えはじめ、胸や胃が痙攣している感覚が出てきました。そのうちに唇や口の中の歯がガタガタと痙攣しはじめ、吐き気とともに意識が朦朧とし、呂律もまわらなくなり、そのことを助産師さんに伝えることも困難な状態になりました。呼吸はできるけれど、呼吸さえも苦しくなってくるのではと怖くなり、助産師さんに伝えようとしましたが、全く伝えることができず、「意識が朦朧・・・変・・・おかしい・・・話せない」とだけ伝えれました。このタイミングで日勤から夜勤の助産師に交替していて、夜勤の助産師さんに必死に伝えましたが、引継ぎしたばかりで忙しそうにしており、放置されました(;_;)。痛みがとれなくて麻酔をたくさん使ったことや、お産の状況をみていてくれた助産師さんだと安心なのに・・・と不安な思い抱えながら意識が遠のきました。

麻酔副作用

無痛分娩の麻酔の副作用を調べたので、ここに記載してみます。

・低血圧

背中の神経には血圧を調節する神経が含まれているため、硬膜外麻酔はその神経にも影響を与え、血圧を下げてしまうことがあります。血圧が極度に低下すると、心臓や脳に十分な血液が送り出せなくなり、母体に吐き気や嘔吐の症状が出てしまいます。血圧が下がった場合には速やかに点滴で治療します。

・排尿障害

硬膜外麻酔の効果があらわれると、尿をしたい感覚を脳に伝えたり、尿を出したりするための神経が麻痺します。そのため、尿を出そうと思っても上手く出せないといった排尿障害が起こり、麻酔が効いているあいだは管を通して採尿(導尿)することになります。

・発熱

硬膜外麻酔の影響により、38 ℃以上の発熱を起こす確率が約10%あるといわれています。発熱の原因としては、子宮の収縮に伴って代謝が高まっているのに加え、痛みが和らいでいるため母体の呼吸が速くならず、熱が身体の外に放出されにくいことが考えられます。また、何らかの炎症が起こっている可能性もあります。

・かゆみ

硬膜外麻酔に医療用麻薬を組み合わせて使うと、皮膚にかゆみが生じることが約50%で起こります。ほとんどの場合、治療しないですむ程度のかゆみで、麻酔終了すれば消失するものがほとんどです。

合併症:局所麻酔薬中毒

硬膜外麻酔で使用する局所麻酔薬で中毒症状が出る事があります。

無痛分娩の局所麻酔は、濃度が比較的薄く、通常使用で中毒量に達することは少ないですが、痛みをとるため多くの量を使ったりカテーテルの先端がずれて血管の中に迷入していたりすると、中枢神経症状や、心臓への毒性による循環器症状が出てくることもあります。これを「局所麻酔薬中毒」といいます。

局所麻酔薬の血中濃度が徐々に高まるのに従って、以下のような症状が段階的に現れるものです。

  1. 口周囲や舌のしびれ(知覚異常)
  2. めまいや耳鳴り、徐々に多弁や興奮状態
  3. 筋攣縮
  4. 意識消失
  5. 顔面・指先から始まる痙攣→徐々に全身性痙攣(強直性・間代性)
  6. 昏睡、呼吸停止
  7. 心血管系抑制(循環虚脱・不整脈、最終的に心停止)

引用元:局所麻酔薬中毒①〜基礎知識・症状〜|さらりーまん麻酔科医の「ゆるく学ぶ周術期管理」〜周術期管理チーム・麻酔科研修応援サイト〜 (salaryman-perioperative.com)

上のマーカーを引いた症状を私は経験しました…

私、局所麻酔薬中毒だったんじゃないかと思うんです。そう思うと怖すぎます(;_;)。

意識がなかっただけに、私自身が状況をはっきりと覚えておらす、詳しくはわかりませんが。本来であれば、この局所麻酔薬中毒の症状が出た時には、呼吸停止に至るため緊急の処置が必要であったみたいなんです。

全て終わって半年経ってから色々と知ることもあり、これから産む方々にはしっかりとリスクも知っておいてほしいなと思います。

参考:ままのて 無痛分娩のリスクとは?赤ちゃんへの影響はない?麻酔の副作用は?【産婦人科医監修】

出産後:LDRでの実際の過ごし方

17:29に出産し、18時頃に処置が終わり、副作用が強く出始め、手が動かずスマホで旦那に産まれた報告もできず意識が朦朧とし、おそらくここで意識消失しました。

19:00 発熱 目覚める

そして気が付いた時には19時頃でした。夜勤の助産師さんに声をかけられ気が付くことが出来ましたが、まだぼーっとしていて目を開けて話を聞き続けることが難しかったです。そんな状態にも関わらず、つらつらとこれからの流れを説明されました。

そして汗を大量にかき、身体がとても熱くなっていることに気が付き、「熱あるんですか?」と聞いたら、「39度ありますよ。でもよくあることですから」とのこと。

え?それ普通ですか?っと思いながらも、話すと吐き気が出てくるし、まだぼーっとしており、それ以上の質問をできる気力なし。

20:00 解熱鎮痛剤内服

少量の水が飲めたので、ロキソニンを内服し、発熱の汗でびっしょりと濡れた体を拭いて、着替えました。助産師さんに、自分で拭けるところ拭いてくださいと言われ、いや意識保つのも必死でやっと手が動くようになったんだが…と悲しくなりました。

そして「まだLDRにいます?もう普通なら戻る時間だけど、移動できます?」っと言われ、やっと体が動かせるようになったばかりで意識もぼーっとしているからまだ無理だと思うっと伝えたら、「じゃあ、あと一時間様子みましょう。倒れられても困るし。」と。

お腹の痛みが出始めているのに気が付きました。生理痛のような痛みで、まさに子宮が収縮している感じの痛みです。麻酔薬が残り少ないことを知り、どのタイミングで追加して入れようか相談したところ、「ほらみて。もうこんなに残り少ないんだし、そんな使うタイミング考えていないで、もう使って終わりにしちゃいましょうよ」っと言われました。

・・・冷たくないですか((+_+))?

日勤の助産師さんが良かったぁっと思いながらも、副作用で辛く動けにず、なにもかもお世話してもらう立場で、何も言えず…。

部屋での実際の過ごし方

21:30 子宮収縮剤終了 麻酔終了

足が動くようになってきていて、意識も戻ってきました。スマホを操作できるようになってきていて、旦那に無事であることを報告しました。

子宮収縮剤が全て入り終わり、助産師さんがきました。導尿をした後、車いすで部屋へ戻りました。移動の時にお腹が痛んだのと、座った時に会陰部に痛みを感じました。部屋に戻ってから、痛みが強くなってきそうだからと麻酔薬を追加してもらい、ここで麻酔は終了に。

「少し頭を起こしておいた方がいいんじゃないですか、またおかしくなっちゃいますよ」と言われ、徐々に意識がはっきりしてきた私は、もう少し言い方あるよね?!っと怒りが出てきていました”(-“”-)”

22:00 入眠

麻酔追加の影響か、眠気が出てきました。少し気持ち悪さも出てきて、飲水はまだできません。そ痛みも出てきそうだし気持ち悪いしと、このまま一度眠ってしまおうと目をつぶりました。

2:30 鎮痛剤内服

お腹と会陰部が痛くて起きました。これが後陣痛かという感じの痛みです。6時間以上あけて飲むよういわれていたロキソニンを内服しました。

3:10 分娩後初の経口摂取

お腹がすいた感覚があり、吐き気もおさまっているため、持参していたクッキーを食べてみました。おいしいー。やっと吐き気がなくなったことが嬉しかったです。食べて腸が動いた影響か、子宮もぎゅぎゅっと収縮した感じがわかりました。

眠気がないため体をいろいろ触ってみて過ごしました。右足は他人の足に触れているようで感覚がまだ鈍かったです。

その後初めてゆっくりと寝返りをすることができました。自分で動かないと動けるようにならないもんなと思い、ベッドの上で自分で動きはじめました。

初回のトイレ歩行は一緒にしますと言われていたので、立ち上がることは一人ではしませんでした。トイレに行きたい感じもこの時点ではなかったです。

通常の無痛分娩のスケジュールでは、分娩後2時間でLDRから部屋に戻り、トイレも歩いて行けるそうです。私は分娩後4時間で部屋に戻り、トイレは翌日までいけませんでした( ゚Д゚)。

 

~以上で出産レポはおしまいです!経過はあくまで私自身のものですので、参考までにしてください

計画無痛分娩についての総まとめ!これは知っておいてほしいポイント、そして実際にかかった費用を公開しています!【無痛分娩】メリット・デメリット!実際の費用、流れ、知っておくべきポイント
また、出産後翌日からの産後の経過については別記事にしていきますので、そちらもご参考にしてください!

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